播但線は兵庫県姫路市にある山陽本線姫路駅と同朝来市の山陰本線和田山駅を結ぶ路線である。山陽本線と山陰本線を結び、山口線や伯備線、智頭急行と並び日本海側(山陰)と瀬戸内海側(山陽)を繋ぐ陰陽連絡路線に1つに数えられる。陰陽連絡を担う特急はスーパーはくと、スーパーおき、やくも、はまかぜの4種が運行されており、スーパーおき号は山口県から中国地方の最西側を海岸線に沿うように走行し、やくも号は岡山で新幹線と接続したのちに中国山地を超え出雲に至る運行系統で新幹線-陰陽連絡の役割を一手に担う。残るスーパーはくと号とはまかぜ号はいずれも京阪神を全力疾走した後にそれぞれ智頭急行と播但線を経由して一気に北上するルートをとる。他の陰陽連絡路線においても言えることだが、これらの路線を乗り通す乗客の殆どが先に挙げた特急列車を利用し、各線の普通列車は専ら地域輸送を担っている。
播但線では寺前〜和田山間の非電化区間で長谷駅のみを通過する“1駅飛ばし”の快速列車が運転されてきた。1時間に1本程度の運行頻度の路線でその1本に通過されるとは無情な話だが、利用状況を鑑みてのことだったのだろう。そんな播但線の快速列車がこの度のダイヤ改正で廃止となる。キハ40/41の快速列車を見る機会など今後あるとは限らない。そんなわけで、新機材のデビュー戦がてら播但線へと出かけた。

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△ 2021.03.08 長谷〜寺前間にて
 >[1234D]快速|寺前 キハ41 2003
 > Canon EOS 90D + Canon EF70-300mm f/4-5.6 IS II USM

通過時には直前までの曇り空が一転、陽がさしたため見事なまでの順光。まもなく見納めとなる播但線の快速幕を撮影した。
撮影地は寺前駅から徒歩25〜30分ほど。県道404号線に沿ってひたすら北上する。第二井上踏切を過ぎてすぐ、大歳神社という神社の境内に続く階段が進行左手に現れる。そのすぐ北側に同じような階段があるのでそこを登ったところが撮影地だ。Google mapのストリートビューには撮影者の姿が写っている。撮影地近くには大歳神社の駐車場はあるものの、タイムズと言った類の駐車場はないため、車での到達はあまりお勧めできない。また、寺前駅前にはコンビニやスーパーはないため、食料は姫路駅などで事前調達が必要である。自動販売機も駅近くの精米所と駅から10分程度の場所にある売店(現在では営業していない模様)の前にしかないので、こちらも事前の準備が重要である。ちなみに後者に自販機では600mlの麦茶が100円で販売されていたため、筆者はこれを購入した。通過時刻は寺前駅到着時刻からマイナス3分が目安だが、踏切が連続する区間なので警報機の音を頼りにすればシャッターチャンスを逃す心配はなさそうだ。




※ 当ブログ内で紹介している撮影地の情報(アクセス方法、キャパ、順光時間帯等)については筆者の私見に基づく場合があります。正確な情報の記載に努めておりますが、あくまでも参考程度にご活用ください。